ボーダーと私

40代半ばの夏

一年前には思いもよらなかった夏を迎えた


遊びに行くことも、旅行に行くこともない夏

さらにいわゆる不況を受け専業主婦になったため、メイクもテキトーになるし美容院に行くのも遠のいた


要は、どこにもいかない身なりに手を抜くおばさん になり、突如 ボーダー柄が似合わないことに気付いた


しかし私の夏のTシャツは半分はボーダーだ


いわゆる渋谷系女子だった私は、ボーダーが好きだ

ボーダーを着てラブリーを歌うような女子だった


いわゆる渋谷系に染まってから25年が過ぎた

この夏、ボーダーはもう買わないと誓った


今あるボーダーを大事にして、これ以上似合わなくならないように1年を過ごし

来年あるであろう小沢健二のコンサートを迎えたいと思う